動画配信サービスをデビットカードで決済すると、いい事あるの?
そもそもデビットカードって何?
このような悩みにお答えします。
デビットカードとは即時払いのカードのことです。
カード利用時に即時決済され、登録している銀行口座から使った金額がその場で引き落とされるカードのことです。
大銀行や都市銀行などが発行しており、VisaやMastercardといったクレジットカードの国際ブランドと提携したデビットカードがあります。
結論から言うと、動画配信サービスにおいてデビットカードでの決済は、アリです。
私はデビットカードを持っていませんが、この記事を書くにあたって色々調べていくうちに、今すぐデビットカードを持ちたいという衝動に駆られました。
むしろクレジットカードよりも安全でメリットは多いのではないかと思います。
しかし、デビットカードって普及しているのでしょうか。正直、ピンときませんよね。
今回は、動画配信サービスにおけるデビットカードでの決済について、メリットデメリットを含め徹底的に調べてみました。
この記事を読めば、現金主義のあなたもデビットカードを持ちたくなるかもしれませんよ。
僕のこと言ってる?
動画配信サービス(VOD)のデビットカード決済はアリ!な3つの理由
- 利用額に応じてポイントがたまる
- お金の使いすぎを防ぐ
- 学生でも持てる
利用額に応じてポイントがたまる
動画配信サービスの月額料金や、レンタルして購入した作品などをデビットカードで決済すると、利用額に応じてポイントがたまります。
お金を使った分ポイントがたまる点は、クレジットカードと同じだね。
ちなみに、VODのポイントではなく、デビットカードのポイントがたまります。
たまったポイントはキャッシュバックされたり、カード会社が提携するサービスの利用料に充てることもできます。
クレジットカードに比べたら還元率は低いようですが、現金よりもお得であることは間違いありませんよね。
普段のお買い物にもデビットカードを利用すれば、ポイントはどんどんたまります。
お金の使いすぎを防ぐ
デビットカードは、銀行口座と紐づいています。
残高が一目でわかるので、お金の使い過ぎを防げます。
決済が完了すると、その都度メールでお知らせしてくれます。
スマホアプリと連動して管理もできますし、限度額を超すとアラームが発動するカード会社もあるんです。
例えばAmazonプライムビデオの場合、観たい作品がレンタルで課金が必要な事があります。
もとの月額料金が安いので、「少しくらいいいか」と、どんどん借りてしまうと、いつの間にかかなりお金を使ってしまった、という事態になりかねません。
厳しめに限度額を設定すれば、優秀なストッパーとして活躍してくれるでしょう。
学生でも持てる
デビットカードは15歳もしくは16歳から発行可能なことが多く、高校生から発行することも可能です。
また、基本的に審査がなく、収入のない学生や主婦の方でも発行可能なので、職業や収入面などの審査があるクレジットカードよりも比較的作りやすいでしょう。
動画配信サービスには、「親子アカウント」など複数の端末で利用できるものもありますが、個人で利用したい場合は、学生や主婦など、クレジットカードを持たない方はハードルが高いですよね。
利用の度にプリペイドカードを買いに行くのも、面倒。
デビットカードを一枚持っておくと、学生でも動画配信サービスを利用できます。
デビットカードで決済できる動画配信サービス(VOD)は6社
調べてみたら、デビットカードが使える主要動画配信サービス(VOD)は6社でした。
便利なカードなのに、使える会社は意外と少ないことに驚きました。
動画配信サービス(VOD) | デビットカードが使える | 備考 |
---|---|---|
Hulu | ○ | |
Netflix | ○ | |
dTV | ○ | |
U-NEXT | × | 公式HPには記載がないが登録できた方もいる |
Amazonプライムビデオ | ○ | |
FODプレミアム | ○ | |
TSUTAYA TV/TSUTAYA DISCUS | ○ | VISA以外は利用不可。 VISAデビットカードでも、発行元の銀行によって月額サービスが禁止され利用できない場合がある。 |
ビデオマーケット | × | |
TELASA | × | 一部のカードは使えるという方もいるが、公式HPには記載がない。 |
Disney+ | × | 一部のカードは使えるという方もいるが、公式HPには記載がない。 |
Paravi | × | |
music.jp | × | |
クランクイン!ビデオ | × |
気になったのが、「一部のカードは使えるという方もいるが、公式HPには記載がない。」という事実。
VISAやJCBなどのデビットカードであれば、クレジットカードと互換性があるのかもしれませんが、避けたほうが無難でしょう。
デビットカードについてさらに詳しく解説
- 日本のデビットカードは大きく2種類に分かれる
- 保有率は「24.8%」、利用率は「11.1%」
- なぜ普及しないのか
「そもそもデビットカードって何?」という方に向けて、わかりやすく掘り下げていきます。
個人的に、ぜんぜん普及していない気がしたので、その理由も調べてみました。
あ~、そういえば持ってた!という方もいるはず。
日本のデビットカードは大きく2種類に分かれる
- J-Debit
- ブランドデビット(国際ブランド付きデビットカード)
J-Debit | ブランドデビット | |
---|---|---|
使える場所 | 日本国内の加盟店 | 世界中のVISAやJCBなどの加盟店で使える |
形状 | 各銀行のキャッシュカード | 国際ブランド付きデビットカード (キャッシュカード一体型のタイプもある) |
インターネットショッピング | 利用不可 (代引きなら利用できるがあらかじめ確認が必要) | 利用可能 |
決済方法 | 4桁の暗証番号 | 16桁のカード番号 |
審査 | なし | なし |
年会費 | なし | 年会費は金融機関ごとに異なる |
利用状況 | 加盟店も限られ利用額も減少傾向にある | 需要が拡大してきている |
動画配信サービスの決済に使えるデビットカードは、「ブランドデビット」の方だね。
ブランドデビットは、VisaやJCBでおなじみのクレジットカードと同様、16桁のカード番号を入力して決済します。
J-Debitは、お手持ちのキャッシュカードがそのままデビットカードになります。
4桁の暗証番号を入力して、決済となります。
保有率は「24.8%」、利用率は「11.1%」
JCBが全国の一般消費者を対象に、クレジットカードを中心とした消費活動の実態を調査した「クレジットカードに関する総合調査」2020年度版によると、デビットカードの保有率は「24.8%」、利用率は「11.1%」という結果になりました。
引用:JCB クレジットカードに関する総合調査
利用する理由として一番多かったのは、「すぐに引き落とされるため支出管理をしやすい」が40.3%。
保有率は20代男性が37.5%でした。
ブランドデビットは、VISAやJCBといったクレジットカードでおなじみのマークがあるお店なら利用できますが、なかなか浸透していないのが現状です。
もう一方のJ-debitに至っては、利用できる加盟店が年々減っているというありさま。
デビットカードを利用する人が少ないと、お店側も対応がわからなかったり、利用が想定されていないためスタッフに周知していなかったりします。
お客としても、お店で使えるかどうかわからなかったら、「支払いはデビットカードで」って言いにくいですよね。
なぜ普及しないのか
- 少額決済に現金や電子マネーが広く使われている
- クレジットカードの発行審査が海外に比べて緩く、あえてデビットカードを保有・利用するニーズが生じにくい
デビットカードは、なかなか普及が進まないマイナーなアイテムのようです。
広く使われるようになるには、まだまだ時間がかかりそう。
まとめ
- 動画配信サービス(VOD)のデビットカード決済はアリ!
- デビットカードは支出管理ができて、学生や主婦も持てる。利用額に応じてポイントもたまる。
- デビットカードで決済できる動画配信サービス(VOD)は6社ある。
- Jdebitとブランドデビットの2種類があるが、ブランドデビットの方が利用範囲が広い。
- デビットカードの利用率はわずか11%。
- 少額決済は現金・電子マネーが広く使われている。加えて、クレジットカードの審査が海外に比べて緩く、あえてデビットカードを持つニーズが生じにくいことが普及が進まない要因である。
クレジットカードがあまりにも便利なので、なかなかスポットライトが当たらない「デビットカード」について、深く掘り下げてみました。
私は、コンビニもスーパーも、対面での支払いはすべて現金ですが、これからはデビットカードに変えてみようかな、と思いました。
小銭で溢れたお財布は重たいし、お金をおろしに銀行に行くのも手間です。
何より新型コロナウイルスの感染拡大で、今はお金を触ることにも抵抗があります。
接触を最小限にするためにも、デビットカードは、すぐにでも使いたいアイテムですよ。
最後まで読んでくれて、ありがとう!
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