映画の入場者数って何?
入場者の推移ってどんな感じなの?
こういった悩みについてお答えします!
ニュースなどを見ていると「○○が入場者数100万人突破」などよく耳にしますよね。
そんな映画の入場者数が、時代とともにどのように変化しているかというのは以外と知らないものだと思います。
私自身、大幅な変化って無いだろうと思い調べてみましたが、意外な発見があり驚きました。
今回は映画の入場者数とは何か?、映画の入場者数の推移についてまとめてみました。
映画の入場者数とは
映画の入場者数とは、映画を鑑賞するために訪れた人数の事を指します。
入場者数は観客動員数とも言われます。
基本、特別料金や割引など関係なく延べ人数で計算されます。
映画によっては、入場者数が一位を記録しているのに興行収入の順位が低いものがあります。
興行収入は特別料金や割引などに影響され金額が変わってくるためです。
割引を利用した人が多ければそれだけ低く、3Dや4DX(体感型アトラクションシアター。映画に合わせて水しぶきが出たり座席が揺れたり、アトラクション感覚で楽しめます。)等追加料金がいるものはそれだけ高くなります。
入場者数=興行収入とはならないわけですね。
映画の入場者数の推移
入場者数が、時代によってどのように変化しているのかを解説していきます!
1958年をピークに入場者数は急激に減少。
入場者者数は、1958年の11.27億人をピークに急激に減少しています。
原因は、「家庭用テレビ」の普及によるものです。
特に1959年の皇太子明仁親王(今の上天皇)のご成婚の中継は、家庭用テレビの普及に大きな影響を与えました。
1960年にはテレビのカラー放送が始まり、それに伴いカラーテレビが発売され、徐々に家庭へと普及していきました。
テレビ、洗濯機、冷蔵庫が三種の神器と呼ばれたのはこの頃だよ。
こうして映像娯楽の代表が、映画館で映画を観賞することから、家でテレビを観ることに変わっていきました。
入場者数は、横ばいから少しずつ増加に
1996年の1.19億人という最低値を記録してから、少しずつ入場者数は持ち直しの動きを見せていました。
特に2008年からは2010年にかけては、それが際立っていました。
ヒット作(「 ハリー・ポッターと謎のプリンス」、「アバター」、「アリス・イン・ワンダーランド」など)に恵まれたためです。
話題の映画の集客力はやっぱすごい!
2011年、震災の影響により、また入場者数は落ち込んでしまいました。
けれどその後は、4DX(体感型アトラクションシアター)やシネマコンプレックスの増加などにより、入場者数は少しずつ増加していきました。
2019年度には1971年以来観客数が1億9000万人を超え、2000年代で最高の入場者数となりました。
2020年の入場者数は、過去最低の結果に
2020年入場者数は、1955年以降最低の結果となってしまいました。
原因はもちろんコロナウィルスによるものです。
2020年の入場者数は、1.06億人。
前年比で約8877万人・約45.5%の減少でした。
コロナウィルスによる影響が、映画業界にもとても大きく響いているというのがわかります。
せっかく持ち直しの動きを見せてたのにコロナで足止めを食らっちゃた感じだね。
2021年もまだまだ、コロナが猛威を振るっているけど、映画館も感染対策を頑張っているから少しでも入場者数が増えればいいね
まとめ
- 入場者数は映画に訪れた人の延べ人数のこと
- 1958年に、入場者数は急激に減少。
- その後、持ち返し2019年度には2000年度最高の入場者数を記録
- しかし、2020年にはコロナウィルスにより過去最低の入場者数を記録
最近は、VODなどで自宅にいながら気軽に映画鑑賞ができるようになりました。
テレビも大型で高画質なものが増えています。
そんな中で映画館の意義を見出すには、ただスクリーンで映画が見られるということだけでなく、3Dや4DX(体感型アトラクションシアター)など映像とともに体感ができる要素などが入場者数の増加につながるのかなと思いました。
しかし、それ以上に現在は入場者数を回復するために、コロナウィルスが収束することが重要となっています。
それにはまだ、ほど遠いのが現状です。
映画館も、マスクの着用を義務付けたり、席を等間隔にしたりと工夫しています。
なので、是非映画館へと足を運んでみて下さい。
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