映画「ファウスト」を無料動画で見る!あらすじ・見どころもおさらい!

「ファウスト」のあらすじ

奇妙な地図に導かれ、男がたどり着いたのは古びた館。その地下には劇場があり、錬金術の実験室や食堂にもつながっているのだった。現れた悪魔に誘惑された男は、メフィストフェレスを呼び出し、あらゆる快楽と知識とを引き換えに、悪魔の王ルシファーに自分の魂を売り渡す契約をとりかわしてしまう…。

株式会社WOWOWプラス

原作知識はいっさい不要

原 作 要 素 、ほ ぼ 無 し

おっと、言い過ぎました。
正しくは「だいたい合ってる」です。

シュヴァンクマイエル版「ファウスト」に、事前知識は不要です。
なぜなら、解釈のクセが強く、原形をとどめていないからです。

もはや、シュヴァンクマイエル監督の独自の解釈を楽しむ映画といってもいいでしょう。

特に、 悪魔メフィストフェレスの現れるシーンが、とにかく不気味です。

胎児の頭部がみるみる成長し、ガイコツに変化する様子をクレイアニメ（粘土）で表現しています。
粘土の感触が伝わってくるかのような気持ち悪さ。

なお、シュヴァンクマイエル作品のお約束、まずそうな食事シーンにもご注目あれ。

私たちは操作されている? 監督が作品に込めた思い

もし、あなたが、この世界にどこか息苦しさを感じているのだとしたら。
シュヴァンクマイエルの「ファウスト」は、あなたに共感を与えてくれるかもしれません。

なぜなら、この映画のテーマは「操作」だから。

私たちは、国家、地域社会、組織、文化、慣習、あらゆるものの制約を受けています。
また、インターネットをはじめとするマスメディアも「操作」に一役かっています。

そんな世界が気持ち悪いと思うこと、私は時たまあります。
表面上は自由をうたっていても、実際はしがらみに満ちているってこと、多々あるではないですか。

私は、主人公が操り人形となってしまったことが他人事とは思えませんでした。
人形の造形の不気味さも、「操作」する何かの、底しれぬ恐ろしさを引き立てています。

奇妙なモチーフにあふれた、監督の頭の中

普通の映画に飽きてしまった人。
何かザンシンな映画が観たい人。

「ファウスト」は、そんなあなたに観てほしい映画です

「ファウスト」 の世界は、イマジネーション豊か。
一体、監督の頭の中はどうなっているのだろう? と思わずにいられません。

映太郎

正直に言うと、「うわぁ…」となるような気持ち悪いシーンが多いです。
主人公をつけまわす、薄汚れた背むしの老人。
いつも大きな荷物を抱えていて、中身を知ったときはドン引きでした。

倫子

けれどメルヘンなシーンもあります。
ハチドリが、そっと、懐中電灯の灯りをともすシーン。
ストップモーションアニメになっていて、アナログの温もりを感じます。

観ているこちらの想像力をかき立てられる映像の連続で、ハマる人はハマります。
この映画「ファウスト」をきっかけに、ぜひ、シュヴァンクマイエルワールドへの扉を開いてください。

チェブラーシカ

遠い南の国からやって来た、ふしぎな生きもの「チェブラーシカ」。
ロシアの国民的キャラクターが、日・韓・露スタッフの協力により映画化されました。
チェブラーシカの声を演じるのは、「崖の上のポニョ」主題歌でおなじみ、大橋のぞみさんです。

KUBO／クボ　二本の弦の秘密

アメリカのアニメーション製作会社「スタジオライカ」が贈る、古き日本の物語。
主人公は、三味線の音色で折り紙を自由に操る、不思議な少年クポ。
ストップモーションアニメで描かれる、懐かしくも切ない日本絵巻です。

Thunderbolt Fantasy 生死一劍

新・ジャンル「武侠ファンタジー人形劇」。
台湾で伝統的に親しまれてきた人形劇、「布袋劇」のアレンジとして誕生しました。
原作のTVシリーズは、なんと2018年に宝塚・星組により舞台化されています。