映画館のおすすめ席はどこ?
希望の席に座れなかったらどこを選べばいいの?
それぞれの席のメリット・デメリットは?
こういった悩みにお答えします。
「映画館で映画を見る」って特別な時間ですよね。
でも席選びに失敗したことはありませんか?
私はかなり失敗しています。
あるときは前の人の頭でスクリーンの半分近くが見えなかったり、またあるときは近くで会話されて集中できなかったり、またあまりに後ろすぎて映画のスリルを存分に味わえなかったこともありました。
そんな不快な思いをして見た映画は、残念ながらあまり良い印象を残していません。
同じ料金を支払うなら、少しでも良い席で見たいですよね。
今回はできるだけ失敗しない、映画館で一番見やすい席はどこなのか、リサーチしてみました。
やっぱり狙うは定番の真ん中!
最初に「家より映画館のほうがいい理由アンケート」は以下の通りです。
アンケート結果1位の「音響がいい・臨場感がある」のに一番バランスが取れているのは、プレミアムシートが用意されている位置が示すように、やっぱりホールの真ん中の席なんですよね。
また一般的に「映画館の良い席」で回答が多いのは「真ん中席。もしくは少し後列寄り」となっています。
実際、最初に埋まっていくのも定番の真ん中席。次に前列・後列寄りに偏っていきます。
皆さん暗黙の了解ってことですね。
でも真ん中と言っても具体的に何列目が良いの?
スクリーンの大きさで見やすい位置が変わる!
見やすい席の真ん中席を狙うとき、スクリーンの大きさで位置も少し変わってくるので注意したいところです。
客席250人前後以上の大型スクリーンの場合
大型スクリーンの場合、前方にいくほどスクリーンとの距離が近く、見上げて鑑賞する形となります。
また2階席があれば、視界が邪魔されない最前列がオススメです。
客席150人前後程度の小型スクリーンの場合
小型スクリーンの場合、傾斜がゆるくなります。
座席の前後席の角度があまりないので、前方の席に座ってもスクリーンを無理に見上げる姿勢になることは少ないようです。
真ん中席が確保できなかった場合はどうしたらいいの?
選ぶべき席は人によって違う!それぞれの席のメリット・デメリット
もし大人気の真ん中席が確保できなかった場合、次にどの席を選んだら良いか、それぞれの席のメリット・デメリットをご紹介します。
映画のジャンルや、誰と行くか、音響と映像をどれくらい重視するかで変わってくるので、自分の条件を絞ることが大切です。イオンシネマの座席を参考にご案内していきます。
① 前方の席。もしくは一番前のメリット・デメリット
- 空いているので他の観客があまり気にならない。
- スクリーンが大きいので迫力や投入感が増す。
- 4DXの場合、フラッシュやスモーク、ウォーターといった仕掛けが存分に味わえる。
- 一番前の場合、足をのばせる。
- 見上げるので首が痛くなる。
- 字幕には不向き。視界よりスクリーン大きいため、画面下に表示される字幕と映像を一緒に追うのが大変。
私は当時大人気だった「ジュラシックパーク」を最前列で鑑賞したことがあります。
最前列なので恐竜が迫ってくるシーンは、パニックが起きそうなほど恐怖を感じました。
鑑賞後の焦燥感もすごかったですが、映画の世界にいるような臨場感は間違いなしです。
左右に人がいないことも多いので、ひじ掛けが存分に使えるのもいいよね
② 中央の真ん中席のメリット・デメリット
- 音響が均等に聞こえ迫力を感じられる。(アクション、SF、ファンタジー、3D向き)
- 真正面から見られる。
- 途中退席がしづらい。
- 人の密度が高いので、圧迫感がありマナーの悪い人にも遭遇しやすい。
- 周りが気になりお菓子が食べづらい。あるいは食べているのが気になる。
混んでいるときは、あえて私は真ん中席を避けていますが、好きな俳優さんの映画を見るときだけは何が何でも真ん中と決めています。
やっぱり真正面で見たいですし、普段気になる周りの環境もこのときばかりは没頭して気にならなくなります。
人間の脳は都合がいいですね。
ただ最終上映時間の回で帰りを急ぐとき、エンドロール中に退席したくてもできずに後悔したこともありました。
③ 後方席。もしくは一番後ろのメリット・デメリット
- スクリーン全体を見渡せるので、脳が多くの情報を把握・処理しやすい。(ドラマ向き)
- 字幕が追いやすい。
- 首への負担が少ない。
- 一番後ろの場合、後ろの人に席を蹴られない。
- スクリーンまでが遠いので、やや迫力や臨場感、また集中力に欠ける。
私はキアヌ・リーブス主演の「マトリックス」をかなり後方の席で見た時は、話題となった驚異の映像表現をあまり堪能することができませんでした。
もともと縦長の映画館だったこともあり、スクリーンからかなり距離があったせいかも知れません。
当時、鑑賞した人たちが熱狂して話していましたが、世界に入り込めなかった私は興奮できず置いてけぼりにされたような感覚でした。
映画館の構造も加味することも大事ですね。
ワクワク、ドキドキしたい作品のときはあまりおススメできないね
④ 通路脇の席のメリット・デメリット
- 途中退席しやすい。(小さなお子様連れや、トイレの近いシニア向き)
- 空いているので自分の領域感がある。
- 斜めから見るので、前の人の頭で邪魔されにくい。
- 湾曲したスクリーンの場合、映像がズレて見えてしまうことが稀にある。
ここは意外と穴場です。
もともと人が少ないので隣り合う確率も低く、落ち着いて見ることができます。
また体調面で不安があってもすぐに退席できるというのは精神的にも安心します。
以前、まだ子供が映画館での鑑賞に慣れていない頃、ドリンクを前半で飲み切ったことがありました。
一気に飲むと途中トイレに行きたくなると注意していたのですが、やはり欲求にはかなわなかったようです。
そんな急なもよおしを想定するときも、選んでおきたい席です。
※またミニシアターは場内の床に傾斜があまりついていない場合があるので、やはり通路脇がオススメです。
真ん中に座ると前の人の頭でスクリーンが見えづらくなってしまうこともあるからです。
通路脇席で、できるだけ中央に近い席があったらラッキーだね
話題のIMAXシアターの場合は?
IMAXシアターの場合、どの座席でもしっかりと臨場感を体験できる作りになっています。
より迫力を重視したい方は前方の方に、スクリーン全体を見渡し音響もバランス良く楽しみたい方は真ん中から後方を選ぶスタイルは、通常スクリーンと同じです。
通常の映画で使用されフィルムよりも大きなサイズの映像を記録・上映出来る。
スクリーンは床から天井、左右の壁いっぱいに広がる大型スクリーンを設置。そのため映像の細部までシャープかつクリアに再現。これまでにない美しさと臨場感、またリアルなサウンドを体験できる。
私はIMAXシアターを初体験したときは真ん中席を選びました。
ブラッド・ピット主演の「アドアストラ」を見ましたが、四方八方から響いてくる音響とダイナミックでクリアな映像世界は本当に宇宙に飛び込んだような気分にさせてくれました。鑑賞後は夢から覚めたような不思議な感覚になりました。
スクリーンがもともと大きいから、画面酔いする人は前に座りすぎないよう気を付けてね!
効率が良い席の選び方
真ん中席が見やすいと言っても、映画館の作りや、人それぞれ条件が異なったりします。
一番効率が良いのは、窓口でスタッフに座席の条件の希望を伝え、そこでおススメ席を提案してもらうのが得策です。
その劇場を知り尽くしているので確かな情報を教えてくれますよ。
まとめ
希望の席に座り、映画館の醍醐味を味わうと鑑賞後は満たされた気分にしてくれますよね。
しかし今はステイホームで映画館に行く機会が減ってしまっているのが実情です。
もう1つの新しい鑑賞スタイルとして、映画をいつでも好きな時間に好きなだけ、気楽に見られるVOD(動画配信サービス)はおうち時間を幸せにしてくれます。
見やすい席で見れなかった残念な映画たちをVODで見直すと、作品評価がまた変わってくるかも知れませんよ。
参考にされてみて下さい。
コメント