興行収入とは何?
歴代興行収入の順位は?
こんな悩みをお答えします。
大人気アニメ「鬼滅の刃」の劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が、ジブリ作品「千と千尋の神隠し」の興行収入を上回るのではないかとテレビでとても話題になっていましたね。
「千と千尋の神隠し」も再上映をし、
歴代最高興収を更新して更に話題になりました。
結果も踏まえてここでは、歴代興行収入ランキングと興行収入についてご紹介します。
興行収入について
興行収入とは、映画館の入場料金収入のことです。
簡単にいえば、映画を見るために買う前売り券や当日券のことですね。
英語では、チケット売り場を示す
Box Office というよ。
日本では、1999年までは映画の興行成績発表には配給収入が使われていましたが、2000年から興行収入の発表に切り替えられました。
その1.
配給収入と興行収入を誤解しているケースが多かったこと
その2.
映画産業データが分かりやすくなること
その3.
配給収入での発表は日本映画界の閉鎖性と不透明さの象徴だったこと
その4.
世界の映画界では興行収入でデータ発表をしていること
他にも大ヒットの基準である配給収入10億円以上の作品の発表も廃止されました。
たくさん改正されて今の発表の仕方になったんだね!
知らなかったな。
「興行収入」に変更したことにより、より更にどの映画が人気な作品なのか分かりやすくなりましたね。
では、先程から出ている「興行収入」と「配給収入」の違いはなんでしょうか。
「興行収入」と「配給収入」の違い
興行収入 ⇒ お客さんが劇場側に支払った料金の収入のこと
配給収入 ⇒ 劇場側が興収の中から映画配給会社に支払うお金のこと
興行収入はお客さんと直結しているから、400億円突破した劇場版「鬼滅の刃」無限列車編にはそれだけ観客が集まったということが分かります。
コロナの中でも、凄い人気でテレビでも
たくさん取り上げられてましたよね!
配給収入は、配給収入から映画製作者に対して配給手数料とプロモーション費用を差し引いた額を支払います。
制作費はこの手順で回収していたんだね。
赤字になる落とし穴
興行収入がたくさん回収できたとはいえ、赤字になるケースもあります。
仮に、興行収入が100億円で回収したとします。
ですが、いくら興行収入を回収したからといって100億円を上回る制作費だと赤字となります。
興行収入は制作費の4倍はないと
黒字にならないって言われてます。
興行収入の数字だけ見ていたら大ヒット作に見えますが、制作費が高ければ高いほど赤字になってしまいますね。
赤字を防ぐ為に、DVDの販売し二次収入を得ることによって赤字を回避した例もあるそうです。
歴代興行収入ランキング
2001年から抜かされることなく1位であり続けた「千と千尋の神隠し」は、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編に抜かれてしまいました。
どれだけの差がついたのか、それとも僅差だったのかランキングトップ10でご紹介します。
順位 | 作品名 | 興収(億円) | 公開日 |
---|---|---|---|
1位 | 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 | 401.3 | 2020/10/16 |
2位 | 千と千尋の神隠し | 316.8 | 2001/07/20 |
3位 | タイタニック | 262.0 | 1997/12/20 |
4位 | アナと雪の女王 | 255.0 | 2014/03/14 |
5位 | 君の名は。 | 250.3 | 2016/08/26 |
6位 | ハリー・ポッターと賢者の石 | 203.0 | 2001/12/01 |
7位 | もののけ姫 | 201.8 | 1997/07/12 |
8位 | ハウルの動く城 | 196.0 | 2004/11/20 |
9位 | 踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ! | 173.5 | 2003/07/19 |
10位 | ハリー・ポッターと秘密の部屋 | 173.0 | 2002/11/23 |
「千と千尋の神隠し」は、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編に比べ、なんと約90億円もの差がありましたね。
大人気アニメからの劇場版は恐るべしです。
未だに、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編は上映していますので、どこまで記録を更新し続けるのか楽しみですね。
※2021年6月時点
まとめ
「興行収入」を聞いただけだとすごい売り上げかと思いきや、制作費の4倍の興行収入がないと赤字になってしまうこともある映画界は奥が深いですね。
興行収入ランキング1位、2位である劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、「千と千尋の神隠し」は私もDVDを購入してしまうほど何度見ても楽しめる作品です。
ランキング上位であることにとても納得できます。
この記事では興行収入ランキングのトップ10のみご紹介しましたが、100位まで発表されているようです。
見る映画に悩んだときは、興行収入を参考にしてみるのもよいかもしれませんね。
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