レイトショーってなに?
こういった悩みにお答えします。
昼間の映画館とは違い、夜に訪れる映画館は、静かで落ち着いた空間が広がっています。
ほぼ貸切状態になることもあり、まるで好きな映画が自分のためだけに上映されるような贅沢さを味わえることもあります。
一歩劇場に踏み入れれば、誰にも邪魔されない自分だけの特別な時間がゆっくり流れていきます。
映画好きの私が、そんなレイトショーの魅力をご紹介します。
レイトショーとは?
映画館にもよりますが、基本的に夜20時以降に上映開始される映画のことです。
ただし一定年齢に達していない青少年が深夜に映画館に出入りすることは禁止されています。
各都道府県ごに定められた「青少年保護育成条例」により、上映終了が23時(大阪府・群馬県は22時)を過ぎる上映回には18歳未満の方は保護者同伴でもご入場いただけません。
地域や映画館によって異なりますので、予めご注意ください。
また、1都3県の緊急事態宣言発令中はレイトショーが休止されている劇場もあります。(2021年3月現在)
ちなみにレイトショーの前の上映回をトワイライトショー、後の上映回をスーパーレイトショーって呼ぶよ
ここからはレイトショーのメリット・デメリットをご紹介します。
レイトショーのメリット6つ
メリット① 誰でもお得に映画が観れる
レイトショーは、通常料金より500~600円くらい割安で映画を観ることができます。
普段映画を観るとき、前売り券や割引券を事前に用意されている方も多いかと思いますが、レイトショーならいつでも誰でも割安で観られます。
予約する手間がないのもいいよね
メリット② 新作映画も快適な空間で観れる
遅い時間の夜なので、昼間の映画館より確実に空いています。
平日であれば、ほぼ貸切状態になることもあります。
ただ以前、マイケル・ジャクソンの「THIS IS IT」を観たときは、レイトショーでも8割ほど埋まっていたことがありました。
日本でも4日間で50万人を超す歴史的大ヒットした映画ですよね。
また最近では歴代最高興行収入1位となった「鬼滅の刃 無限列車編」もやはり混雑していたようです。
こういった記録的大ヒットした映画でなければ、レイトショーはゆったりリラックスして映画を楽しむことができます。
週末より平日がおススメだよ
メリット③ 映画世界に集中できる
IMAXや4DXは映画への臨場感を思いっきり味わえますよね。
でもレイトショーは、また違った感覚で映画の世界に入ることができます。
何しろ人がいないので、両脇が埋まることはほとんどありません。
前方に座れば、他の人の頭の影が視界に入ることもありません。
わたしはトム・クルーズ主演の「宇宙戦争」をレイトショーで観ましたが、そのときは数人ほどしか客席はいませんでした。
そんなに怖い映画ではないはずなのに周りに人がいないせいで恐怖感が募り、映画の中の侵略者の出現には心底震え上がりました。
1人で観ていたわたしは、このときばかりは人恋しく思えたくらいです。
夜のレイトショーは人がいないだけに映画への集中力が違います。
映画だけに向き合う時間が流れていきます。
サスペンスやホラーを観たら、怖がりの人は耐えられないかも知れません。
逆にスリル好きな人は最もおススメな環境です。
人目もはばからず思いっきり泣けるのもいいよ
メリット④ 仕事帰りに行ける
ふらりと立ち寄れるのがレイトショーの良いところです。
このまま家に帰るのも…と思う日もありますよね。
わたしは仕事などでイヤなことがあったとき、どうにか気分転換したい!という気持ちに駆られ、レイトショーに向かうこともありました。
そう、レイトショーは満席になることはないので、そんな疲れた心の人もそっと気軽に迎え入れてくれます。
そしてその非日常の空間に入り込めば、劇場を出るときは何だか有意義な1日を過ごせたような気分にもさせてくれるはずです。
レイトショーの雰囲気に浸ることで、極上の癒しを感じられるかも!
メリット⑤ 見逃した映画やマイナー映画が観れる
公開終了した映画をレイトショーで再上映することがあります。
またあまり知られていないマイナー映画を、レイトショーで特集が組まれることもあります。
特に老舗単館映画館のレイトショーは、そこでしか観られない映画が上映されることがあります。
シネコンだけじゃなく、単館映画館でもレイトショーはやってるよ
メリット⑥ 客層が落ち着く
レイトショーを訪れるお客さんは、もともと映画好きな方も多いと思います。
昼間の映画館はデートや友達とのお出掛け目的の場所となっていたりもしますが、レイトショー時間になると1人で足を運ぶ人も多くなります。
わざわざ夜遅い時間に赴くのですから、映画にどっぷり浸りたい人が集まっているのもうなずけます。
よく夜の映画館は物騒なイメージを持たれてる方もいますが、わたしは特にレイトショーで危険な目に遭ったことはありません。
大抵サラリーマンやOLさん風の方が多く、怪しい雰囲気の人は見かけたことはないです。
ただ、いつでも防犯意識を心がけていくことは大事よね
いいことばかりお伝えしましたが、デメリットもあります。
レイトショーのデメリット2つ
デメリット① 帰宅が遅くなる
早くても20時から始まるレイトショーは、終了時間は22時以降となります。
その分帰る時間が遅れ、深夜の電車に乗らないといけないかもしれません。
私の場合、映画の余韻に浸りたいと思いつつもエンドロールでササッと帰ります。
実際、昼間の映画館よりエンドロール途中で席を立つ人も多いと感じます。
レイトショーあるあるで、帰り道の酔っ払い遭遇率は高いかも・・・
デメリット② 売店が終了している
映画館にある売店でグッズを買いたいと思っても、レイトショーの映画終了時間には売店も終了しているところが多いです。
せっかく盛り上がっていた気分が、売店が閉まっている光景を見ると寂しい気持ちになりますよね。
欲しいものがあれば、上映前の事前購入をおすすめします。
まとめ
いかがでしたか。
もしレイトショーが未体験であれば、一度は足を踏み入れてみて下さい。
昼間の映画館とは違って、開放感を感じることができるはずです。
それはきっと自分だけの特別なご褒美時間になるでしょう。
それでも、なかなか夜出られない方も多いかと思います。
そんな時はおうちでVOD(動画配信サービス)を夜こっそりレイトショー気分で楽しんでみるのもいいですね。
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