小学生は何時まで映画館にいていいの?
友だちと映画館に行きたいけど気をつけることってあるの?
こんなお悩みにお答えします。
最近では、『鬼滅の刃』や『名探偵コナン』の劇場版など、アニメーション映画がさらに注目を集めていますよね。
子どもたちの「見に行きたい」をきっかけに、アニメ映画を一緒に見に行くことも多いのではないでしょうか。
子どもから「友だちと一緒に行きたい」なんて言われることもあるかも。
一方で、大人も一緒だけど遅い時間でも大丈夫なのか、小学生の子どもたちだけで行かせても大丈夫なのか、親としては心配や不安もあるはず。
この記事では、小学生が映画館にいても良い時間や、子どもが映画館で映画鑑賞するときのマナーについてお話していきます。
映画館に小学生がいられる時間
子どもが外出できる時間は、『夜の11時まで』と決めている地域が多いようです。
(深夜外出の制限)
東京都青少年の健全な育成に関する条例より抜粋
第十五条の四 保護者は、通勤又は通学その他正当な理由がある場合を除き、深夜(午後十一時から翌日午前四時までの時間をいう。以下同じ。)に青少年を外出させないように努めなければならない。
2・・・
(深夜における興行場等への立入りの制限等)
第十六条 次に掲げる施設を経営する者及びその代理人、使用人その他の従業者は、深夜においては、当該施設に青少年を立ち入らせてはならない。
一 興行場
二・・・
こちらは東京都の青少年育成条例です。
青少年とは「18歳未満」を指します。
夜の11時から朝の4時までの間は子どもは映画館にいてはダメね
映画の開始時刻が夜11時前であっても、終了の時間が夜の11時を過ぎてしまう映画は見られないので注意です。
保護者が同伴していても見ることはできません。
なんとなく遅い時間はダメなんだろうな、という気はしていましたが、しっかり決まりがあるようですね。
映画館では『18歳未満の方は終映が22時(夜10時)を過ぎる上映回については、たとえ保護者が同伴していてもお断りしています。』というようなルールを設けているところもあるようなので、行く前に映画館のホームページなどで確認しておいた方がよさそうですね。
子どもたちだけで映画館に行くときは、保護者の方のお迎えにかかる時間なども考えて条例や映画館で決められている時間の30分から1時間前までには終映する映画を見に行くようにすると余裕があって安心かな
小学生だけで映画に行くときは時間のほかにもルールがある!
時間以外にも、注意点はいくつかあります。
特に、子どもたちだけで映画館に行く場合は事前に確認しておきましょう。
1.映画のレイティング
2.映画鑑賞中のマナー
レイティングの確認をしよう
映画の予告などで『PG-12』や『R-15』、『R-18』なんて表示を見たことがあると思います。
これが映画のレイティングです。
映画倫理機構が決めているもので、映画鑑賞における年齢による鑑賞制限のこと。
映画作品によっては、暴力的な表現や子どもにとって不適切な表現が含まれることがあります。
そういった作品に映画のレイティングがされていて、「見てはいけません」と表示されているんです。
映画のレイティングは4つあるのよ
レイティングの種類 | 年齢制限 | 内容 |
---|---|---|
G | 誰でも鑑賞できる | 多少の暴力、犯罪の表現はありますが、ショッキングな表現は最低限に抑えられています。 |
PG-12 | 12歳未満の鑑賞には保護者の助言・指導が必要 | 小学生以下の子どもにとっては暴力や犯罪など一部ショッキングな内容が含まれる作品のため、見る前には保護者の指導が期待されています。 また、見る際は保護者同伴がいいと思います。 指導が期待されているだけなので、「見てはいけない」というものではありません。 |
R-15/R15+ | 15歳未満は鑑賞禁止 | PG-12の作品と比べて刺激的な表現が強いため、15歳未満の子どもが鑑賞することが禁止されています。 |
R-18/R18+ | 18歳未満は鑑賞禁止 | 暴力的・性的な表現がが含まれていたり、麻薬・覚せい剤の使用表現があったり、子どもには大変刺激の強い作品のため、18歳未満の鑑賞が禁止されています。 |
見たいと思っていても、年齢の制限がある場合があります。
必ず事前に確認していきましょう。
保護者とマナーを確認しよう
1.前の席を蹴らない
2.大きな声で話さない
3.スマートフォン、携帯電話の使用をしない
4.飲食をしない(映画館の売店で購入したものはOK)
映画館で映画を見るとき、上映前にマナーの動画を見たことがあると思います。
映画を楽しく見るためには、先ほどあげた4つは当たり前のマナーですよね。
守っている人の方が多いと思いますが、マナー違反をしてしまう人がいるのも残念ながら事実なんです。
蹴るつもりがなくても、たとえば足を組み替えたときに席に当たってしまったり、つい面白くて笑ってしまったり。
特に友だち同士で行くときは盛り上がってしまって声を上げてしまうかもしれません。
私も何度か席を蹴られてしまったことがあるのですが、多分後ろの席の方はわざとではないんですよね。
きっと偶然ちょっと当たってしまった、くらいの感覚。
でもその「ちょっと当たってしまった」が蹴られた側は結構揺れるんだよね。
相手がわざとではないことは分かっていても気持ちのいいことではないはず。
長時間座っているので足が疲れてしまって動かしたり、組み替えたりするときは気を付けたいですね。
また、スマートフォンや携帯電話はなるべく電源を切りましょう。
「使ってないからマナーモードでもいいじゃない」なんて思うかもしれません。
でも通知などで画面やランプが光ると、上映中の真っ暗な空間ではかなり目立ちます。
集中して見ていた映画もその光が気になって集中力が途切れてしまったことがあるんです・・・
映画館に行く前に子どもと一緒にマナーの確認をするのは大事だね
映画館は大画面、大音量で映画の世界に没頭(ぼっとう)できる空間です。
みんなでマナーを守って楽しみたいですね。
まとめ
小学生だけで映画館に行くときは条例で映画館にいてもいい時間が決められている場合があります。
- 地域によって青少年育成条例などで定められている。
東京都の場合:保護者同伴でも、夜11時以降から翌日朝4時までの間は映画館にいてはダメ - 映画館によっては夜10時以降は保護者同伴でも来場を断っているところがある。
映画館に行く前に映画館のホームページを確認してみてくださいね
時間以外にも守りたいマナーはたくさんあります。
保護者としっかり確認をして、気持ちよく映画館で映画を楽しみましょう。
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